やだよう

雷雨が始まつた。西空から黒雲がむくむくと押し寄せてきたかと思ったら,さつそくごろごろと太鼓が鳴り始めた。いま自分がゐるこの家屋全体もびりびりと振動しております。いへ,雷さまが来ると,ふとんにくるまつて,ぶるぶるとおびえてくぐまつてしまふとか,さういふ臆病なのではありません。勤務先のIT機器が心配なのです。本州下野国の山間とかと違つて,十勝平野はふつうそんなに雷が来るところではないので,IT機器には基本的にサージ対策を施してないので,まつたく隙だらけなので,設備のどこかに落雷するともう次の日からそこの端末はおしやかになるのです。
数週間前も雷雨のおかげで,2台ほどサージを拾つてしまつて,次の日からさつそく使い物にならなくなりました。これらの復旧に費やすべき費用のことを思ふと頭が痛いの一言なのです。
IT機器はだいぶローコストになりましたが,それでもちよつとマニアックな枝葉に入られると,とたんに福沢諭吉の肖像付き紙切れが散つていきます。さういふところが雷でどかんとやられると怖いのであります。たのむからめつたやたらと落ちないでくれたまへよ。あ,また,ぴかと光つた。・・・つたく。