日録

強風吹きすさび、ぬるい雨もよこなぐりに降る1日。積もってた雪もとけるとける。山陰も春一番な一日でした。
<2月17日のこと>先週末のことですが、ひさびさに東京都内にでていました。そして、17日は例年どおり安吾忌にでかけていました。鳥取まで引越していながら東京のローカルなイベントにわざわざ顔を出すなんていささか狂気の沙汰ですが、・・・やはり、居心地がいいから行く、このひとことに尽きるのかなと思います。
飯田橋駅前の「トリノ」というレストラン地下フロアで、18時半から開始でした。参加人数は(今年は金曜日ということでちょっと期待してたのですが)、常連さんの欠席がけっこう目立ってて、けっきょく35名位だったかなと思います。金曜日、意外にいろいろしがらみがあったりしてて、かえって忙しい方も多いのかもしれませんね。
予定時刻すこし遅れて、シネ・ウィンド齋藤代表の献杯でスタート。はじめのスピーチは綱男さんで、それからいろいろなゲストさんへとスピーチのバトンをわたしながら進行していく、という例年どおりの展開でした。

そして予定どおり20時半にはトリノでの1次会を〆て、いったん解散して、二次会はすぐとなりの和民の掘り炬燵の個室に集うという、これまた例年どおりの黄金パターンでした。
そういえば二次会での綱男さんによるお話のネタでは、綱男さんご自身がお若いころ、安岡章太郎さんに叱られたエピソードのことが面白かったです。エピソードの中身は、ただ単純に「バカヤロウ!」とご本人に叱られただけのことです。ただ、安岡章太郎さんというと、なんとなくオチコボレなオーラが漂う自伝作品が多いですよね。そういうタイプの人にガツンと叱られるのは、正直、なんかモヤモヤしたものがありますよね。一言で行くと、説得力が無い。その辺の「違和感」がよく伝わってきて、それがエピソードとして、興味深いものがありました。
なんかいろいろ盃を重ねているうちに、けっきょく11時近くまで和民に居たような気がします。いいムードでした。また来年も休みがとれるようでしたら、立ち寄りたいと思います。
それと、文スト文アルをきっかけとして、安吾さんほか文豪の面白さに覚醒された方もご参加されてましたのも気になりました。個人的には、こういう新しいパターンでのご参加者を、もっともっと巻き込んでいければ、面白いよなぁと思います。安吾忌を文スト文アルファンの「聖地」として位置づけてもらうムードに流れていけば、案外そういう展開もあり得るのではないか。半分冗談で半分本気でそんな妄想をしています(妄想だけで、具体的になにをどうすればいいのかまでは思いつかないですよ)。
この夜は、2次会で引き上げて、0時ころには東京ドーム近くの投宿先で一夜を平穏に過ごしました。
つぎは翌日18日の出来事を書きます。おやすみなさいませ。